スタッフ連載

従業員を効率的にスキルアップさせることができる公的機関

2017.09.21

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中小企業の商品開発や海外展開の支援に取り組む元金融マンの竹内心作がお届けする連載コラム。海外展開やインバウンド市場に進出したい方に向けて、知っておくといざという時に役立つ情報を月1で紹介します。

「そうだ 京都、行こう」言わずと知れたJR東海の名コピーである。
このフレーズの秀逸さは、誰もが日本に京都があることを知っていながら、改めてその良さに思いが至った瞬間を端的に切り取った事にあるだろう。

中小企業の海外展開を支援する公的機関の存在もよく似たものだ。あることは知られているが、忙しい日常でその良さは気づかれにくい。
本連載ではそんな公的機関にスポットを当て、「そうだ 支援機関、行こう」と一人でも多くの方に思っていただけるよう、使えるサービスや事業を解説していく。

「そうだ 支援機関、行こう」の第9回目で取り上げるのは、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構だ。

せっかく優れた支援事業やメニューを持っていながら、公的機関の活用度合いが少ないことの理由に「名称が長くてややこしいから覚えられない」というものがある。

確かにそうなのだ。「産業」「経済」「支援」「振興」「機構」「財団」など、よく似た文言が使われる傾向があり、この業界にいる私でさえこんがらがってくる。中小企業の経営者にとっては尚更だろう。

今回紹介する公的機関はその最たるもので、やたらと名称が長い。しかし、主力事業の「ポリテクセンター」という名称を聞けば、ご存じの方も多いのではないだろうか。

センターでは溶接や機械設計などの職業訓練を行っている。対象となる技能は多く、しかも安価である。多くの中小企業は、人材を育成するための体系だった研修プログラムを有していないが、センターに従業員を派遣すれば、効率的にスキルアップさせることが可能だ。

また、センターでは訓練修了生の就業斡旋も行っている。人材を必要とする中小企業は、求人票に求める能力、就労条件などを記入してセンターに申し込めばよい。うまくいけば、技能を身に付けた即戦力を採用できるかもしれない。

人材の売り手市場が続いている中で、有為な人材をゲットする、今いる人材のレベルを高める、という両方向からの支援が可能な公的機関なので、ぜひ一度活用してみてほしい。

【公的機関データ】
ポリテクセンター関西
http://www3.jeed.or.jp/osaka/poly/
大阪府摂津市三島1丁目2番1号
TEL : 06-6383-0949

ポリテクセンター関西

http://www3.jeed.or.jp/osaka/poly/

大阪府摂津市三島1丁目2番1号

TEL : 06-6383-0949