より良い世界に貢献することが私たちの事業

私たちの生活を一変させたEコマース革命だが、その実態は旧態依然としたものだとSSQQB株式会社を率いる張氏は語る。

市場や百貨店など地域に縛られた旧来の商空間をサイバースペースに置き換えただけのものであり、販売者と購入者の関係性も固定されたままだ、と。

「ネットは本来、利用者が平等の立場で情報の発信ができるもの。現在のショップではその利点が導入出来なかったが、人々がSNSを使いこなす現在では、平等に“商い”に参加できる新しい仕組みが求められていると思う」という張氏は、2016年グローバル・オンラインショップ・プラットフォーム『wBuyBuy.com』をリリース。

国境を容易く超えられるSNSに、オンラインショップ機能を融合させることで、誰もが世界マーケットで商売ができる、という新しいフェーズを提示した。

中国出身の張氏は、世界中で大規模な都市開発によって自然破壊が頻発する時代に、多感な中高生時代を過ごした。急激に変化する環境に自我を揺さぶられ続けたという。

「慣れ親しんだ自然が壊されることへの率直な責任感」を抱いた張氏は程なく、世界をより良くする方法を模索しはじめる。

「幼い頃から僕はビル・ゲイツに憧れていて、彼をロールモデルにして自分の“出来ること/やりたいこと”を整理したんです。その結果が、現在のSSQQBのフィロソフィー。世界を良くするイノベーションこそが、自分の生きる道だと決心しました」。

そして張氏は高校卒業と同時に海外留学を決め、日本の漫画や文化などに関心があったことから、日本語学校を経て立命館大学 情報理工学部に入学する。ここで現在につながる運命が動き出す。

「同じ大学のクラスメイトで仲良くなった弥谷(現COO)に出会い、さらに学校の先生のご協力を得ることもでき、『今が起業の時だ!』と確信し起業しました」。

代表取締役 張永強氏(右)、マーケティング&セールス 細川亮氏

設立時に契約を交わし、現在も本社を置く西本町のオフィス。

当初は『wBuyBuy.com』はまだスタートしておらず、システム開発や国際コンサルティングなどの事業で食いつなぐ辛酸を舐めた場所でもあるが、張氏は当時を振り返り楽しそうに語る。

「諦めたら、そこで全ては終わるし、楽に生活したいなら就職した方が早いかも。でも僕の夢はそれじゃない。必ず道を見つけると思って頑張った」。

『wBuyBuy.com』も累計140カ国からのアクセスを獲得し、14カ国からの出店者を獲得しているが、その快進撃は始まったばかり。

日本、いや世界中のショッピングを一変させる活躍に期待したい。
 

>>>外国人経営者のメリット
親身な人が多いので、最初は外国人に抵抗がある人でも時間をかければ強い味方に。

>>>外国人経営者のデメリット
外国人学生に対する起業制限が強い。
 

(取材・文/松畑聡 写真/福永浩二)
 

【編集後記】
信頼できる仲間がいたからここまでこれたとお話されていたSSQQB代表の張さん。取材に同席いただいたマーケティング担当の細川さんとの出会いは、なんとオフィスの近くのスターバックス!たまたま横に座っていた張さんに細川さんがWi-fiを借りたのがキッカケだとか。その後、縁あって細川さんが入社、そこから新規事業「wBuyBuy.com」も軌道に乗ったのだそう。これぞ運命!出会いってどこに転がっているかわからないものですね~。(キャッキー)

2019年04月05日
SSQQB株式会社
代表取締役  
張 永強氏
事業内容/グローバルECプラットフォームの開発・運営

今月の町工場で働くオトコマエ

ゲンバ男子

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