説明が難しい商品。消費者へ伝わりやすい表現をさぐる!
今回ご紹介するのは、消費者目線で販促物を見直した事例です。「聖天薬局」という調剤薬局を運営し、多くの方の肌の悩みを聞いてきた株式会社北村。店頭での人気商品である「顔を洗うジェルの化粧水」は、同社の北村綾子さんも長年愛用しているこだわり商品です。
店頭で販売するときは丁寧に説明ができるのですが、新聞や雑誌の広告では説明が難しく、「広告内容がちゃんと消費者のココロに響いているのか」「正しい手順で使ってもらえているのか」というお悩みを抱えていらっしゃいました。
そこで、新聞や雑誌にのせる広告や、使用方法について、消費者の方に伝わりやすい表現を検証するために座談会を開催されました。
座談会の当日、モニターさんに商品の成分や使い方を詳しく説明したところ「オイルフリーなのに売りにしないなんてもったいない!」「この表現がわかりにくい・・・」といった声が続出。
それを受けて
・「オイルフリー」「無香料」「界面活性剤フリー」といった特長をわかりやすく表示
・使い方手順がわかりやすいようにステップごとに見出しを表示
など、広告原稿やパンフレットを改良しました。
改良後の広告を見たお客さまから、「オイルフリーと書いてあったから魅かれた」といった注文が増えたそうです。
商品のこだわりポイントが消費者に正しく伝わらないのはもったいないですよね!
「消費者の生の声を聞いてみたい!」と思った方はぜひ当館のモニターサービスをご利用ください☆
▲新聞や雑誌の広告記事を改良。消費者にとっての嬉しいポイントをピックアップ。
▲商品の説明書を改良。手順が分かりやすいようにステップごとに見出し文をとりつけ。
【筆者profile】
大阪産業創造館
大阪発☆ヒット商品開発サポート女子部 部長 トクナカ エミ
https://www.sansokan.jp/product/
「いいモノ」が「売れる商品」になってほしい、その想いを胸に、商品づくりに情熱を燃やす人々を女子力全開で熱く応援します!