会社も家具も蘇らせた「廃材×デザイン力」
【今夜のお客様】
パレットハウスジャパン株式会社 代表 大町 浩氏
イケダ:「ヴィンテージ、スタイル、ファクトリー」ってコンセプト、おもしろいわね。
社長:「きれいな方が価値がある」って、実は一つの価値観でしかない。これだけモノがあふれ、人々の志向性が多様化している時代、「ダメージ感がたまらない」っていう、逆の志向を持つ人たちも大勢いる。そんな個性的な人たちの心に刺さるようなデザインを加えれば、古い体質の家具業界にも新しい風を吹き込めるんじゃないかって思って。
イケダ:ヴィンテージテイストでリノベーションする人の特集もよく組まれているしね。
社長:うちは小さな町工場。実は材料代も買えないほど追い込まれてた。市場とかで荷物を運ぶ木製パレット台車の処分が大変って話を聞いて。これだ!って、すぐにもらいに行った(笑)。
イケダ:まさにウィンウィン。これって今の時代に合ったリユース(再利用)の形ね。
社長:「廃材」って聞くと、「汚い」とか「利用価値がない」ってたいていの人が敬遠するけど、僕らは違う。若い職人が自分の感性を活かして「どんなクールな机に変えようか」ってワクワクしながらつくってる。こうやって楽しみながらモノづくりをしてるから、賛同してくれる人も自然と集まるんやと思うわ。
イケダ:原価を抑えて、かっこいい国産家具を生産できる素地が整った。次はどんな展開?
社長:世界で認められたい(笑)。もちろんマジ、本気!うちの若いクリエーターたちがつくれば、こんなにエコで、かっこいい家具がこの小さな工場から生まれる。一度現物を見てもらえば、絶対に支持されると思うねん。
イケダ:三拍子も四拍子もそろっていて、とってもいいと思う!大きな夢に向かって、社員と一緒にがんばってね♪