日本茶がもつ「ストーリー」を魅せる!
【今夜のお客様】
株式会社山城物産 代表取締役 辻 和司氏
イケダ:最近、お点前を習い始めたとか。ホントにお茶がお好きなのね♪
社長:父が創業して、今年で57期。先代のころは茶葉の需要も多かったけど、最近はペットボトルの普及で、急須でお茶を飲むことが少なくなってきた。春は新茶の時期やけど、繁忙期ですら減少傾向にある。
でも、こういう逆風の時だからこそ、おいしいお茶を求めている方にちゃんとお届けできるように、自分自身もお茶を楽しむ時間をもっと増やそうと思って。
イケダ:競合や代替品の脅威がある今だからこそ、企業の“思い”が購買動機につながるんじゃないかな~と思うわ。でも、残念ながら、今の商品パッケージやHPじゃ、社長のアツい思いは伝わらないんちゃう(涙)?
社長:あ、やっぱり?(汗)新しい商品開発をしているところなんやけど、デザイナーからも同じことを言われた。こだわりの茶畑をまわって、利益が少なくても日常に取り入れやすい価格を設定してるねんけど、そういう企業努力が消費者に伝わらなければ、選んでもらえないよな。
イケダ:外見だけ良くて中身が伴わないのは論外だけど、すごい企業努力をしてはるんだから、そこに発信力が加われば強いと思う。
社長:うちは地道にやることをモットーにやってきた会社やから、今までブランディングやデザインには無頓着やったんやけど、やっぱり重要。
これからお茶とスイーツを絡めた商品開発をしていくから、どんなブランディングがいいのか、試行錯誤してみる。
イケダ:お茶への真摯な姿勢が表現できて、手に取りたくなる魅せ方ができたら、新商品のブランディングもうまくいきそう♪
社長:僕はお茶がもたらしてくれるほっこり感や、丁寧にお茶を作る農家の人が大好きやねん。だからこそ、メーカーとして「伝える」努力が大事やなと。
イケダ:中小企業だからできる、グッとくるブランディングを期待してます!