社会に役立つことができる商品開発を
コロナ禍を受け、クリアファイルを用いたフェイスシールドが出回っているのを見て試作してみた。
「もっといいものを安く、早く作れないか」と、透明度の高いPETシートを用い、頭を締め付けないよう長さを調節できるゴムバンドを通すシンプルな構造を考え、商品化。
販売する一方、「事業ができる恩返しを」と拠点がある八尾市や福井県鯖江市、地元の診療所などに寄贈した。
「喜んでもらったこと」が事業の新たな原動力になったという。
困難な時に役立つ商品を、と現在、災害時に使える簡易な手動式自家発電機の開発に取り組んでいる。
(取材・文/山口裕史)