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【ビジネスチャンス倍増プロジェクト】短納期の受注に、1週間でベストマッチ

2014.12.10

baner

計量器メーカーから納期が2カ月先の受注が入った。自社の余力がなかったため、外注会社を求めていたところ、
マッチングナビゲーターを通じて即座に2社の紹介を受け、契約に至った。

得意先の計量器メーカーから業務用計量器の金型の受注が入った。例年の受注量の倍で、しかも納期は2カ月先と短い。直前に自動車メーカーから大型の仕事を引き受けていたため社内に余力は残っていなかった。普段付き合いのある3社の外注取引先も「今は多忙」と断られた。阪井氏はすがるように大阪産業創造館に電話を入れた。

応対したマッチングナビゲーターの北尾氏は、阪井氏から加工内容、大きさを聞くと、電話のやり取りだけで、自身の頭の中に約30社ある金型メーカーの引き出しの中からふさわしい4社をピックアップ。数日後に引き合わせた会社からは「納期内では難しい」と断られたものの、その後立て続けに紹介した幡井金型、稲田製作所の2社からは「やってみます」と快い返事。
2社の工場を訪ねた後、すぐに契約に至った。

連絡を入れてから2週間ほどでめどがつき、阪井氏はほっと胸をなでおろした。「ひとくちに金型メーカーといってもそれぞれに得意、不得意分野があり、依頼内容に応えてくれるメーカーを探すのはとても難しい。北尾さんから紹介されたメーカーはどこも申し分なく、現場を見て、質問のやり取りを含め、任せられる、と安心できた。とても助かった」と感謝の気持ちを語る。

金型受注については「中国から国内へと回帰しつつあり手ごたえを感じている」と阪井氏。金型から組込み器具の製造、アッセンブリまでトータルで提供できる強みを生かし、協力会社との関係を深めつつ、高付加価値製品を強化していく。

マッチングまでの流れ
2014年7月中旬
計量器メーカーから業務用計量器の金型を受注。

外注先を紹介してもらうべく大阪産業創造館に連絡。

7月末
協栄製作所と幡井金型・稲田製作所と引き合わせる。

8月初旬
正式に発注。

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株式会社協栄製作所 代表取締役 阪井 辰夫氏(左)
大阪産業創造館 ナビゲーター 北尾 滋男氏(右)

株式会社協栄製作所

代表取締役

阪井 辰夫氏

http://www.kyo-ei-s.com/

従業員/20名 設立/1970年 事業内容/計量器、自動車部品、複写機向けなどの金型を製造。金型からプレス加工部品までを一貫して製作する。