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【ビジネスチャンス倍増プロジェクト】企業文化を越えて生まれた強い協業

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 チタン加工を得意とする定松製作所から「新たに取引先を広げたい」と依頼が入り、マッチングナビゲーターがプラスチック成形のダイプラとつないだ。さっそくダイプラから硬質樹脂の切削を受託したのをきっかけに、その後も金属加工をはじめとする仕事を継続的に受注している。

難削材であるチタンの加工に力を入れる定松製作所だが、職人気質の社員が多く、これまで外に営業に出ることはなかった。「せっかくの技術力があるのにもっと広くアピールしなければ」と、娘婿で5年前に入社した西井氏が鶴崎ナビゲーターを介して紹介を受けたのが歩ける距離に立地するプラスチック成形のダイプラだった。

「零細企業が生き抜くには協業こそ重要」と考え積極的に多くの取引先とネットワークを築いてきたダイプラの森田氏。手作業で内製していた硬質樹脂にネジ穴を切削する加工をさっそく西井氏に打診すると、専門外の樹脂であるにもかかわらず「やってみます」と言葉が返ってきた。「樹脂の切削くずが金属の切削機を傷める可能性もある。それでもチャレンジしてみようという心意気に打たれた」と森田氏。ダイプラが内製する中で標準化できた工程のノウハウを公開し、失敗してもいいように多めに資材を提供した。「なんとか期待に応えたい」と定松製作所が試行錯誤を重ねてできた製品は厳しい品質基準を見事にクリア。以降、ダイプラから定松製作所への発注量は増えつつある。

「標準化、発注の段取り、社内の改善作業など森田社長が手掛けていることすべてが勉強になる」と西井氏。森田氏は真摯な西井氏の姿勢を見込んで、経営者の集まりにも誘うなど親交企業文化を越えて生まれた強い協業を深めている。西井氏は刺激を受けながら、自社としても他社と協業できる体制をいずれ築いていきたいと話す。二人の夢は「いつか地域の企業が協業して何か新しいものを作り出していくこと」だ。

<マッチングまでの流れ>

2012年10月 ナビゲーターが定松製作所とダイプラを引き合わせる。

2012年12月 ダイプラが定松製作所に樹脂切削加工を発注。その後も、得意分野を見極めながら発注量を増やしている。

2013年 協業をきっかけに、同じ経営者の集まりに参加するなど、協業を超えた信頼関係を築いている。

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▲大阪産業創造館 ナビゲーター 鶴崎 俊雄(左)、株式会社定松製作所 西井 清氏(中)、株式会社ダイプラ 取締役社長 森田 吉彦氏(右)

2013年12月09日
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