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「植物を表現する」セラミック栽培技術

セラハイト株式会社(大阪市城東区)が企画開発・販売している観葉植物「セラハイト」は、“簡単”で“清潔”に“人にも植物にも無理なく”育てることができる。秘密は産学連携で開発され、現在世界18カ国で特許を取得しているセラミック植物栽培技術だ。

セラミック栽培とは、特殊セラミックに植物の根を接触させ、根に溶液を直接供給して植物を栽培する方法。水やりは月に1~2回程度。水を過剰に与えて腐らせたり、やり忘れで枯死させたりすることがほとんどない。また土を使用せずに栽培するため衛生的で、棚やデスクはもちろん、食卓やキッチンなどの身近な空間に緑を取り入れやすいという点も特性の一つだ。

久世雄生(くぜ・ゆうせい)社長は「販売当初はセラミックの技術的な説明を一方的に伝えようとしていた」と振り返る。昨年、大阪産業創造館が開催する消費者モニターイベントに出展し、消費者の意見を直接聞いたことがきっかけとなり、商談用パンフレットを刷新した。現在は「簡単」「清潔」というキーワードを生かした展開でマーケットを広げようとしている。相手の手間を気にせず贈れるプチギフトや、植物を使用した企業向けのごあいさつ商材や記念品、住居やオフィス、店舗、病院などの内装に緑を組み込む空間演出など、応用できる分野はさまざまだ。

一方で、セラミック栽培技術は室内工場での野菜栽培にも応用されている。室内栽培なので衛生的であることに加え、甘味成分を高める独自技術を使い、より風味豊かな野菜をつくることもできるという。また一般的な野菜工場で行われる水耕式とは違って、トマトやピーマンなどの果菜や大根やニンジンなどの根菜も栽培可能だ。将来的には砂漠地帯や宇宙空間での栽培にも期待の声が寄せられているという。

「今後も植物を表現できるかたちをたくさん作っていきたい」。久世氏は、現在セラミック植物栽培技術を応用した商品の企画・販売を協同で展開するビジネスパートナーを探している。植物を活用したビジネスの可能性はますます広がっていくに違いない。

(大阪産業創造館 プランナー 住友綾子)

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▲セラミック植物栽培技術の可能性を語る久世社長

 

 

2014年01月27日
セラハイト株式会社
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