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製造業の商機は技術マッチング!大阪市内企業の技術的課題や販路開拓の悩みを解決する「ビジネスチャンス倍増プロジェクト」。技術者として第一線で活躍してきた企業OBが仲介役となって、各企業のニーズにあうマッチング先を紹介した事例をピックアップ!ビジネスチャンス倍増プロジェクト中小製造業に技術提携先・販路を紹介大阪産業創造館ビジネスチャンス倍増プロジェクト検索溶断は、鋼鈑を可燃性ガスと酸素で1000度位に加熱して、そこに酸素を噴きつけ、燃焼させながら溶かしていく切断手法。中でも前原鎔断は他社が手がけることの少ない600mmを超える極厚鋼板の溶断を得意とする。自社在庫の鋼板を持つことで、より優れた加工、即納に対応できることも強みだ。切断面が長くなるほど歪みやすくなるが、前準備を含めた切断技術により高い評価を得ている。その技術に着目しナビゲーターがマッチング先としてつないだのが、下水道トンネルなどをつくるために使われる掘進機メーカーの推研。ただ、推研は金属加工会社から機械部品を集めて組み立てるアッセンブリーを主体としているため、「当社の加工委託先に直接売り込んでみては」とさらに紹介を受けたのが大野工作所だった。600o超の厚板も切断する精密溶断で強み【大阪産業創造館ビジネスチャンス倍増プロジェクト事務局】お申し込みはWEBから?http://www.sansokan.jp/mono/bcbp/Tel06-6264-9898(月〜金10:00〜17:00※祝日、年末年始除く)Mailbcbp@sansokan.jp大野工作所は大型産業機械の部品加工を幅広く手がけており、すぐに厚板加工の受注につながった。その後も軸受用の部品や製缶用の鋼板をはじめ、ときには材料調達も含めた受注を継続して信頼関係を築いている。また、推研からも掘進機のメンテナンス用部品などの加工を受託している。他の金属加工技術の進歩もあり、以前に比べると厚板鋼板を溶断するニーズは減りつつある。「我々が新規開拓をしようとすると『ここは難しい』とか先入観を持ってしまいがち。そういう意味で、ナビゲーターから我々にはない視点で紹介いただけるのはありがたい」と川口氏。今後は「材料調達力のほかレーザー溶断なども組み合わせた2次加工、次工程の削減につながる加工技術などの提案力」に磨きをかけ、売り込んでいこうとしている。ナビゲーターが、極厚鋼板の精密溶断を得意とする前原鎔断を掘進機メーカーの推研とマッチング。推研から紹介を受けた大型機械部品メーカー、大野工作所から厚板部品の加工を継続的に受注している。また、推研からメンテナンス用部品の加工も請け負っている。【販路拡大ターゲットマッチング】自慢の商材を売り込もう!〜株式会社コノミヤ編〜〈バイヤーが求める商材〉●美味しい惣菜品お弁当、お寿司、フライ、天ぷらからスイーツまで、店舗での加工からアウトパック商品までを幅広く募集。商品の完成度にはこだわりません。パーツも可。一緒に考えて商品を作りましょう。イベントNO.17130申込締切5月28日水17:00※完全予約制(事前審査あり)日時6月26日木10:00〜18:00費用無料大阪、東海地方を中心にスーパーマーケットを展開する(株)コノミヤが、求める商材を公開し、同社のニーズに対して商材提案ができる完全予約制の商談会。同社に対して提案したい企業を募集する。大阪産業創造館ナビゲーター生信良雄(右)ナビゲーターを通じてマッチング前原鎔断推研大野工作所ナビゲーター前原鎔断株式会社営業部部長代理川口豊次氏(中央)営業部主任田中剛氏(左)http://www.maehara-web.co.jp/会社DATE従業員/40名設立/1961年事業内容/鋼板の精密溶断が主力。特に厚さ600mmを超える極厚板の切断ができるところは関西では数少ないという。09