■ページ本文テキスト■

「大事な商談前はカレーうどんや」経営者の最も大事な仕事は「決断」なのであります。お菓子の卸売を行う冨士屋本店の谷上社長は、午後から大事な商談が続く日のランチに選ぶのが「カレーうどん」。ヘビーな食事だと、血液が胃に流れてしまい集中力がなくなってしまうが、うどんは消化吸収が良く、すぐにエネルギーに変わってくれるのがポイント。商談中の一瞬一瞬の決断が未来をつくっていくことを実感しながら、本日も「カレーうどん」で午後からの活力を充電中。▲カレーちくわうどん970円店内でつくられる自家製麺と、創業40年続くだしでつくられた牛すじ入りのカレーうどん。ランチタイムの麦ご飯は無料サービス。森ノ宮駅深江橋駅株式会社冨士屋本店代表取締役社長谷上浩司氏http://www.fujiya-honten.co.jp/会社DATA事業内容/菓子の卸・小売、輸出、健康食品の販売。エリアは近畿2府4県。このほか東南アジアの高級スーパー向けに輸出も増やしている。【地下鉄中央線】至大阪港至長田緑橋駅ゆがきたてうどんぺこぺこ【住所】大阪市城東区森之宮2丁目6番5号【TEL】06-6963-2068【営業時間】(平日・祝日)11:30?14:00/18:00?26:00(土日)11:30?26:00徒歩8分各社のゲンバ男子勢ぞろい⇒ゲンバ男子美術用の絵の具のほか、住宅用塗料、建築用カラーペイントなどを製造するターナー色彩株式会社(http://www.turner.co.jp/)。絵の具の配合など仕上げ全般を担当する川原さん。配合に手間がかかる新商品をいかに効率よく早くつくるかを考えながらも、ひとつひとつ丁寧に仕上げることでお客さんから信頼してもらえるよう心がけている。体を動かすのが好きで、休日は野球、バッティングセンターで汗を流す。川原陽一さん(25歳)ターナー色彩株式会社海外でつくり、海外で売る日系家具メーカーの挑戦??カンボジアに業務用家具の工場設立株式会社三吉代表取締役社長前田佳孝氏http://www.e-mitsuyoshi.co.jp/設立/1951年従業員数/48名事業内容/飲食店や大型ショッピングモールなどの業務用家具を製造・輸入販売する。高品質かつローコストの製品提供で定評がある。013年10月7日。カンボジア・プノンペンで生産工場の竣工式が行われた。設立したのは、業務用家具メーカーの三みつよし吉。日系家具メーカーとしては日本初となるカンボジア進出で、現地の上院議員が訪れたり、日本のテレビ局が取材に来たりするなど注目が集まった。同社は20年以上前から中国などの提携工場で海外生産を行ってきた。2012年10月には、中国進出する日系企業の現地拠点の内装工事を請け負う目的で上海事務所を設立。「ところが尖閣問題で日系企業の中国進出が軒並みストップし、事業計画の修正を余儀なくされた」と前田氏は振り返る。上海事務所は当面、中国の提携工場で生産する家具の品質管理拠点として存続させ、「3〜5年後には東南アジアで自社生産した家具の販売拠点として活用する」という。そして東南アジアでの自社生産の第1弾進出先として選んだのがカンボジアなのだ。中国での生産コスト上昇に頭を抱えるなか、円安進行を機に東南アジアへのシフトを決断。各国を視察したところ、カンボジアは経済発展の息吹を感じると同時にローカルの家具会社がなかった。「いまがチャンス」と進出を決め、事業パートナーのトライアジアグループとの合弁でカンボジア工場を立ち上げた。2現在、日本人のベテラン技術者をカンボジアに派遣し、現地工場の技術指導にあたっている。今後、日本の工場にカンボジア人研修生を受け入れ、日本的経営を学ばせたうえ、現地工場の管理スタッフとして活躍してもらう予定だ。東南アジアで家具をつくり、海外市場で販売する。日系家具メーカーの挑戦が始まった。カンボジアプノンペン日本会社DATA?2013年10月に行われたカンボジア工場の竣工式の様子。Bplatzpress201403vol.158発行所/〒541-0053大阪市中央区本町1-4-5公益財団法人大阪市都市型産業振興センター(大阪産業創造館)TEL06-6264-9800編集協力/デイジーヒル株式会社