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未来のパイオニア企業を大阪から輩出する大阪トップランナープロジェクト事業承継にお悩みの方はコンシェルジュにご相談ください。事業承継プロジェクト事務局受付時間9:00?17:30(土日祝除く)TEL06-6264-9939受付場所大阪産業創造館2Fhttp://www.sansokan.jp/sob新規性、成長性などの観点から、大阪市の認定を受けたプロジェクトを対象に、市場投入まで一気通貫でコーディネータが伴走し、各プロジェクトごとに結成されたオーダーメイドのチームがきめ細かな個別支援を行う。健康・医療・介護・エネルギー等を中心とした成長産業分野の新たな製品・サービスの開発・市場化をめざすプロジェクトのブラッシュアップ、事業化に向けた課題の洗い出しや解決策の検討を無料でサポート。トップランナー育成事業とは都市部で農地を持つ人にとって、固定資産税や相続税は悩みの種。一方で、野菜の育て方はよく知らないが、家庭菜園には興味があるというシルバー層やファミリー層の潜在ニーズは高まっている。この両者をマッチングすることで地元に密着した貸農園とコミュニティづくりをめざすのが、Oオーガニックワンrganic1だ。貸農園は、小さな子供をはじめ、高齢者や障がい者が楽に作業できるように畝うねを通常より高くしたり、車いすでも畑に入れるよう防水シートを敷いたり段差をなくしたりするユニバーサルデザインを採用。また、オーガニック野菜の育て方を指導したり、管理人を設置することで、野菜作りをサポートするほか、収穫祭などのイベントを農園で開くことで地域のコミュニティとしても機能させる。現在、枚方市で実験的に農園オープンを計画中。地域に根付いたサービスとして全国に展開していく構えだ。都市部の農地を活用した、地域密着型の農園コミュニティーガニックワンrganic1年代は60代後半から70代の社長経験者の方は、興味深い経験を多数されています。高度成長期からバブル全盛期の経済の大発展時代、その後のバブル崩壊やリーマンショックなどの経済危機。時代の浮き沈みを乗り越えてきたからなのか、社長職を譲った後も会社や商品への強い思いから、いつまでも意思決定に口を出してしまい、結果的に現場が混乱するという事例が多いのが現実です。ある方は、この思いを上手く消化しつつ、後継者に事業を引き継ぎました。承継するにあたり第一に決めたことは、後継者は一人のみで、他の家族や親族は会社に入れないということ。これには、親族の甘えや株式の分散など、ご自身が会社を受け継いだ時の苦い経験が背景にあったようです。親族の不満の声も多少あったようですが、後継者が経営しやすい環境をつくるための決断でした。後継者には製造現場から営業・財務と各部門を数年ずつ経験させた後、社長職を交代しました。ただ、社長を交代しても、会社がすぐに新社長の色に変わることはありません。経営者の仕事は交代後数年をかけて引き継ぎ、現在は社長から相談があった時だけサポートされています。また、好調な業績ゆえの株価の高騰、分散した株を後継者に集中させるプロセスでもご苦労はあったそうです。しかし、時期を決め計画的に進めることにより、当初想定していた負担はかなりおさえることができました。この会長のお考えで最も共感できたことは「次世代のことを考えた方針決定」でした。これからの会社にとって何がベターなのか。社長の交代時期、株式の譲渡、税金の対策、関係者への対応など、それぞれの課題で、その時点ではベストと思える方策があるでしょう。でも気をつけなければいけないのは、将来的にベターな結果をもたらすかどうかです。この方は、常に「将来的にベターかどうか」で判断されたことでスムーズにバトンタッチできたのだと思います。安心して次の代に会社を譲るための計画と対策。いずれにしても、早め早めに考えて、柔軟に対応していくことが、事業承継を上手く進めていくコツなのかもしれません。経営者対象のセミナー講座や若手経営者のためのビジネススクール「なにわあきんど塾」を担当。長年耳を傾けてきた経営者の生身の声をもとに同プロジェクトを立ち上げた。大阪産業創造館事業承継プロジェクト荒井祐己子筆者Profile私が事業化をサポートします代表の鈴木氏は東京農業大学卒業後、公務員として農業行政に携わり、外資系農薬メーカーに転職された農業の専門家。先細りしていく農業の現状を目の当たりにし、どうしたら魅力的な農業ビジネスができるだろうか?とその仕組みを考え、ブラッシュアップを重ねてきました。今後は創業支援、農園利用規約や契約に関する法的な確認、顧客への効果的なプロモーション強化などをサポートしていきます。Cコラボスollabo’S316コーディネータ/リーダー武坂寿夫野菜づくりサービスを提供したい高齢者施設幼稚園等マッチング地域密着型の農園コミュニティ●農地を貸したい人と借りたい個人や施設とのマッチング●農業指導●収穫祭などのイベント企画野菜づくりをしたい個人▲車椅子でも作業しやすいよう畝が高くなっている農園(イメージ)。土地(農地)を貸したい10