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Information大阪市からのお知らせ大阪市経済局の中小企業サポート拠点、大阪産業創造館が発行する月刊ビジネス情報紙「Bplatzpress」は毎月10日発行で、大阪市内の主要施設などで無料配布しています。「大阪が元気になるには大阪人が頑張っていることを伝えるのが一番」という理念のもと、大阪で活躍する元気でパワフルな経営者にフォーカスした記事を掲載しています。編集部ではユニークな中小企業の情報やご意見をお待ちしています。e-mail:press@sansokan.jpWEBマガジン?http://www.sansokan.jp/bplatz/公式facebookページ?https://www.facebook.com/bplatzpressBplatzpress編集部より読者のみなさまへ掲載している企業と読者の間で結ばれるいかなる取引・契約について、その内容及びそれに基づいて発生したいかなる事故・トラブルに関しても、大阪産業創造館は一切責任を負いません。紙面広告広告掲載についての詳しい情報はデイジーヒル株式会社のホームページ、もしくは電話でお問合せください。デイジーヒル株式会社http://www.daisy-hill.co.jp/?06-6536-3924めざせ!日本一オモロイ行政情報次号予告!編集後記どうすれば、全国に展開できるほど強い商品が生まれるのか。今回の取材を通して、P3のルルドさん然り、P7のドッペルギャンガーさん然り、商品の“機能の素晴らしさ”を発信するのではなく、“ユーザーに対してどんなメリットがあるのか”を発信している商品はとても強いことを実感しました。伝えるべきことはスペックではなく、メリット。「これを使えばあなたにこんな素晴らしい生活が待ってるよ!こんな満足感が得られるよ!」と、人の気持ちの部分に一歩踏み込んだ提案をしています。これからは企業がユーザーの心をどこまで理解し、どう響かせるのかに懸かっているのかもしれません。(こやま)「100年続く会社第三弾」(仮)創業100年近い企業の経営者が、先代から引き継ぎ守ってきたもの、そして変革してきたものはなにか。老舗企業の経営哲学に迫る。2013年5月10日発行Bplatzpressは…デザサポ!2013〜デザイナーのための独立サポートセミナー〜デザイナーインキュベーション施設「大阪デザイン振興プラザ」のセミナー。独立をめざすデザイナーに、経験豊富な専門家がノウハウを伝えます。開催日4月27日(土)、5月19日(日)、6月8日(土)いずれも13:30〜17:00テーマ「起業に関する基礎知識を確認しよう」ほか費用無料※講師・現役フリーデザイナーのトークセッション、交流会や施設見学会あり。会場アジア太平洋トレードセンター(ATC)ITM棟10F大阪デザイン振興プラザ申込みHP申込フォーム又はFAXにて締切各実施日の前日迄問合せ大阪デザイン振興プラザTEL06-6615-5510FAX06-6615-5173詳細URLhttp://www.osaka-design.co.jp/中小企業の皆さまの海外展開を支援します!大阪市は、「近畿地域中小企業海外展開支援会議」に参画し、大阪府などの近畿地域内の各機関と連携し、セミナーや商談会などの情報提供やマーケティング支援など、様々な支援を通して、中小企業の皆さまの海外展開を支援しております。海外への事業展開にご興味を持たれましたら、ぜひ一度、ホームページをご覧ください。問合せ近畿経済産業局通商部国際事業課TEL06-6966-6032FAX06-6966-6087詳細URLhttp://www.kansai.meti.go.jp/2kokuji/glocal_PT/glocalPTtop.html〈企業の成長を支える制度融資〉●一般事業資金融資…多様な資金ニーズに対応●チャレンジ融資(創業支援型)…創業期の資金ニーズに対応〈セーフティネット融資〉●経営環境対策資金融資…国の「セーフティネット保証制度」に対応した制度●経営支援特別融資…売上げが減少している小企業に対する本市独自の支援策平成25年度中小企業向け融資を実施します市内中小企業の安定的な事業継続を支えるため、一般的な事業資金をはじめ、創業、セーフティネットにも対応した制度融資を実施し、円滑な資金調達を支援します。問合せ大阪市信用保証協会相談窓口(産創館7F)TEL06-6260-1731詳細URLhttp://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/本紙「Bplatzpress」編集長。数多くの中小企業を取材する中で、家業を受け継ぎ事業を展開する経営者の生き様に美学を感じる一方、昨今の後継者不在問題を憂いて「ファミリービジネスの事業承継」をテーマに、現役の後継社長とともに関西学院大学、甲南大学で教鞭をとる。実家も四代続くファミリービジネス。筆者Profile大阪産業創造館山野千枝私は大学で、実家が家業を営んでいるという学生、つまり将来家業を継ぎ経営者になるかもしれない学生を対象に、事業承継をテーマにした授業をやっています。家業を継ぐかどうかを決断してもらうことが目的ではありません。でも経営者の家に生まれた以上、継ぐが継がないかを決断しなくてはいけない時がいつかはやってくる。しかもそのタイミングは突然だったりするので、社会に出る前の学生時代に(まだ切羽詰まっていない時に)家業を継ぐ人生について考えておいてもらおうというもの。先生は中小企業の若手経営者の皆さん。家業を継ぎ、手痛い経験を乗り越えた上で新たな事業領域を開拓された方々から、経営者としての覚悟を決めるまでのプロセスを聞くことで家業に向き合うキッカケにしてもらっています。実は学生の多くは基本的に家業を継ぐことに対してネガティブです。といっても彼らは家業の是非を判断する情報はほとんど持ってない。なんせ二十歳そこそこですから当然です。家業のことはよく知らないので、彼らの家業の見え方は業界のイメージそのもの。製造業、繊維卸、建設業…、斜陽産業に見える業界に身を置くことをただただ不安に感じているようです。翻ってみると、斜陽産業の家業を継いだからこそ事業を成長させた経営者も大勢いらっしゃいます。大学の授業でも先生をお願いしているカスタムジャパンの村井社長は、ご両親が営んでいた小さな部品卸売業の顧客リストを引き継ぐ形で、05年に自動車やバイクのカスタムパーツの流通を手掛ける会社を新たに設立。今では約100人の社員を抱え、アジア各国の拠点をベースにダイナミックに事業を展開するベンチャー起業家としても知られています。そんな村井社長が学生に伝えた言葉が印象的でした。「これからは斜陽産業こそ商機。ビジネスはどこで戦うかということが重要だ。イノベーティブな着想で勝負すれば、斜陽産業は宝の山だ」。経営書ではなく、先人の実体験をシェアさせてもらうことで、若い世代の家業の見え方が見る見るうちに変わっていきます。経営者と後継者予備軍による熱い授業が今年も始まります。ゆる?く連載Vol.5Bplatzpressvol.14711