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独自の技術・戦略を持つオンリーワン企業を紹介！大阪産業創造館ビジネスチャンス倍増プロジェクト事務局TEL06-6264-9898詳細はこちら?http://www.sansokan.jp/mono/bcbp/新商品開発編業界を進化させる新トピックスを紹介「足しげく取引先を訪問し、どんな課題を抱えているかを探る」。小ロット多品種化の時代だからこそ、図面どおりに作るだけでなく、設計段階から参加することを大切にしている。会社DATA設立／1965年資本金／1,000万円従業員数／15名http://www.oct.zaq.ne.jp/kyouei/vol.111大手企業の技術者として経験を積んだマッチングナビゲーターが、独自技術を持つ企業を訪問し、技術的な課題や販路開拓に関する悩みの解決を助ける『ビジネスチャンス倍増プロジェクト』。このプロジェクトで出会ったオンリーワン企業を紹介！?板金・プレス加工業として創業し、量産が主流だった1970年代から多品種小ロット化を見据えたものづくりに注力してきた共栄。40年以上の金型製作のノウハウはすべてデータ化され、その金型すべてが現役だというから驚きだ。金型製作を主軸事業に、顧客の要望にあう複合加工などのさまざまな提案を行えるのが同社の強み。溶接や切削などの複合加工品のプレス化を提案することで、材料の歩留まりや工程数の激減など、大幅なコストダウンが可能となる。他にも、機械・ワイヤー加工からのプレス加工や簡易金型による小ロットでのプレス加工ができるほか、絞りカシメ加工による溶接レス化の提案、板厚より小さい穴径のプレス孔開け、破断面を鏡面仕上げにする超精密せん断、パイプ絞り、深絞りなど高度なプレス加工技術も持っている。「プレス化が難しい時も、挑戦したことが次の新しい技術を生み出す手がかりになります」と原氏。納入した金型は寿命までメンテナンスする点も心強い。現在では、医療機器、車両部品、食品関連機器など幅広い業界に取引先を持ち、金属加工全般を一貫して生産する。その一例が、自動車エアバックが開く際に使用される火薬の入る筒の試作品だ。事故以外で暴発しないよう安全性のテスト・確認を何度も繰り返すため、十数回にわけて3000個以上を納品するという。その性能・技術力の高さが評価され、試作をほぼ任されている。ベトナムからの研修生も大事な戦力とし、近い将来の海外展開も視野に入れる。30代半ばのメンバーを中心に加工技術の知識を持つ社員を営業部署に配属し、少数精鋭で「“困った時は共栄”とお客様から頼られる存在」をめざしている。株式会社共栄代表取締役社長原邦人氏?吊り革パイプに複数の穴を同時に開ける金型や、溶接を必要とする製品を一枚板から製造する金型など、独自開発の技術で提案。機能とコストに着目した工法転換を提案プレス加工の高度化で顧客の課題解決▼▲折り畳めるようにしたことで、ロッカーへの収納も、持ち運びも楽にできるようになった。繊維関連会社での勤務経験がある井戸田氏。入社以来、大手繊維メーカーが開発した機能性素材に付加価値をつけた製品を送り出してきた。例えば快眠マット。高吸水吸放湿・消臭繊維を薄いマット状に加工し、敷き布団の下に置くだけで湿気を吸収する商品。湿気が飽和状態になると反応するセンサーを付けたことが受け、ロングセラーに育った。他にも各種吸湿・消臭・防水グッズなどヒット商品は数知れず。長年蓄えた繊維に関する情報を惜しみなく提供する井戸田氏の人柄を慕い、多くの人が会社を出入りする。大手繊維メーカーと商品開発会議を毎月開き、「最新素材の情報を教わり、どうすれば売れるかも考える」関係を築いている。今年入社したのが通販会社のバイヤーだった松葉氏。前職で「東洋商事の商品は面白いけど地味。デザイン性を加えれば日が当たるのに」と感じていた。その松葉氏の意見を取り入れ、商品化したのが「折り畳める携帯レインブーツ」。エナメル素材のパンプスにポリウレタン素材を組み合わせブーツ状に。通勤でも履けるデザインで、なおかつ携帯できるよう折り畳める機能を追加した。最もこだわったのは防水性。何度折り曲げても強度が衰えず、水に2時間浸けても浸水しないようになるまで※試作を6回も繰り返した。防水シールを縫い目に貼り、シール加工機も日本から中国の工場に送り、ようやく「自信を持って送り出せる商品ができた」。高機能繊維に関する深い知識と情報網にバイヤー側の視点が加わり、商品がヒットする打率はさらに高まりそうだ。※一般財団法人カケンテストセンター調べ高機能繊維のノウハウと蓄積で生まれた「折り畳める携帯レインブーツ」東洋商事株式会社代表取締役井戸田進氏（左）営業部松葉記代子氏（右）http://www.toyosyoji.net/会社DATA資本金／1,000万円従業員数／11名事業内容／高性能繊維素材をはじめとした各種産業用資材の販売が主力事業。とくに高い吸放湿性、抗菌性、耐久性を持つ素材を利用した商品開発も手がけ、マット、枕カバー、シーツなどを「快適家族」のブランドで展開している。▼防水にこだわり、裏布にも防水素材の繊維を使用、縫い目には防水シールを貼った。10Bplatzpressvol.143
