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店長依存の店舗運営を見直し4つの会議で組織体制を再構築しい。うちの社員は本当に靴が好きな人間ばかりです。彼らのそもそもの楽しさってそこですから。だから各自企画したオリジナルシューズを半期に2足つくるという、強制力のないノルマも設定しています。「彼女や彼氏に自慢できる靴をめざせ」と(笑)。みんなで売上目標を達成し、努力して儲けたお金で好きな靴づくりにもチャレンジする。定量評価と定性評価のバランスを取ることで、社員のやる気につながると考えています。将来は一人ひとりが自分のブランドを持ってもらえたら本望ですね。りました。昨年9月には月次決算も導入しています。そこで月次の試算表から営業担当一人ひとりの損益計算書を作成し、経費と儲けの関係を意識させるようにしました。早い話、給料分を自分の力で稼いでいるか、ということです。そうして数字を意識することで、自身の売上と利益に責任を持つようになってきましたね。たとえば以前は納品が月末に間に合わなくても「遅れました」の一言だけでしたが、最近は顔色を変えている。「今月の売上目標に達しない」と。あるいは売上目標を立てる際、目先の利益だけでなく、少し先を見た計画を立てるようになってきた。いい兆候ですよ。ただ、数字の管理だけで、社員に仕事の面白さを見出してもらうのはやっぱり難?オリジナルシューズの企画にも力を入れている。日本の工場はもとより、イタリアやスペインなど世界のメーカーとコラボして企画・生産。手前右の靴はウナギの皮を使うなど、こだわりの商品がズラリ。?第1月曜日に「営業会議」を実施し、各社員が売上目標と成果を発表する。「社員と私で数字≠ニいう共通言語ができたおかげで、めざすべき方向性が一致してきました」(野口社長)?営業管理や人事考課など社内規定をまとめた「ルールブック」。管理されることを嫌がり辞めてしまう社員もいたが、一方で婦人靴の経験のあるスタッフを採用して婦人靴事業に参入、ネット販売を実現した。たね。「1店舗のロスが全店舗のロス」と各店長が考えるようになり、各店で在庫を融通し合うなど、店舗全体での運用効率を意識し始めました。私は酒屋の人間なのでお酒を売る意識が強かったのですが、この1年でようやくその固定観念から脱却することができました。そこで手始めに生鮮野菜を店内に置き始めたところ、お客様に好評をいただいたことに加え、社員にとっても在庫ロスの意識が強くなりました。商材を増やすことでお客様の利便性につながります。今後は生活雑貨も増やし、お客様に喜んでもらえる店舗の運営をめざしたいですね。設立/1955年従業員数/130名(アルバイト・パート含む)事業内容/大阪市南部にディスカウントストアを9店舗展開する。お酒に加えて生鮮食品なども販売し、宅配業務も行っている。今後はお客様サービスを充実させるため、生活雑貨の拡充に加え、宅配業務の拡大も視野に入れる。有限会社南大(酒のたんだ)代表取締役福田真己氏URLhttp://www.sakenotanda.co.jp/TEL06-6710-0280実現するために“強い組織づくりプロジェクト”開催場所:大阪産業創造館5F研修室Ehttp://www.sansokan.jp/human/イベントNo.13688イベントNo.13689強い組織は人事制度で会社を伸ばす〈理論と実際編〉≫申込締切:8月10日金開催日時:8月21日火、28日火、9月4日火、11日火各回18:30?20:30※全4回費用:13,000円/名※交流会費込み対象:経営計画を作ったものの、それがなかなか社内で実行できていないと悩んでいる経営者の方にオススメ人が育ち、知恵とチカラをあわせる職場づくりに取り組もう〈組織活性化の方法〉≫申込締切:9月28日金開催日時:10月6日土、10月20日土各回13:00?17:00※全2回費用:24,000円/社※1社3名まで参加可能対象:経営者・経営幹部※複数名での参加をオススメします。Bplatzpress&webvol.13805