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≪講演録≫脱下請け!ものづくり企業のクラウドファンディング活用術

消費者が望むチャレンジングな商品開発を後押しする

試作品の予約販売には、いくつかのメリットがあります。まずは、プロモーション。makuakeのユーザーだけでなく、我々もWebメディアやテレビ、雑誌などにアプローチしてPRのお手伝いをさせていただきます。4,000万人いるアメーバブログの会員に無料広告を出すなど、メディア力や告知力はサイバーエージェントグループの大きな強みです。

つぎに、マーケティング情報を量産前の最終的なブラッシュアップにつなげていただくことが可能。また、量産の資金を確保し、予約販売で集まった金額をもとに、在庫をかかえることなく製造を進めることができます。さらには、大手流通側から連絡が入ることもあり、販路拡大、販路獲得につながります。このように、makuakeを量産前の新しいステップとして活用し、リスクを最小化して売上げアップにつなげていただければと思います。

量産の意思決定には多くのリスクが伴うので、失敗を恐れてチャレンジングな商品開発ができない。その結果、消費者が本当に欲しいものが生まれない。でも、クラウドファンディングでお金=支援を集めることで、そういった課題を解決できると思っています。

ものづくり企業のクラウドファンディング活用事例

「GODJ Plus」は、飲み会やお花見などに気軽にもって行けるA4サイズのスピーカー一体型DJシステム。1,292人から支援を受け、makuakeで2番目に高額の5300万を集めた事例です。ウェアラブルカメラ「BLINCAM」は、メガネの横に装着することの出来るカメラで、ウィンクをしたらシャッターが切れるという面白い商品。子どもを抱えているときでもシャッターチャンスを逃しません。「まごチャンネル」は、テレビにつなぐハードウェアで、スマホから動画や写真を送ると祖父母のテレビに自動配信される人気商品。そのほか、makuakeで資金調達に成功した事例は多岐にわたります。

西日本の事例としては、今日履いてきたんですが、岡山県の児島ジーンズがつくる水をはじく「テフロン加工ジーンズ」。道具箱やキャスターを製造する東大阪の東洋スチールは、デジタルデバイスやアクセサリ類を収納できるおしゃれなクラッチバッグなどをつくっています。京都のスタートアップ企業Atomoph(アトモフ)は、27インチのディスプレイに世界中につけた定点カメラのライブ映像を4kで流すデジタル窓を販売。実はアメリカのクラウドファンディングサイトで資金調達に成功した後、日本人ユーザー向けにmakuakeで700万円を調達。その後、合計1億円の資金調達に成功したと聞いています。
岐阜県関市のツカダが、プレス加工・金型製作の技術を生かして開発したのは「Key-Quest」。プルタブ起こし・マイナスドライバー・ナット回し・糸切り・カートンオープナー・栓抜きの6機能を1本の鍵型ツールに集約。キーホルダーに携行でき、国際線・国内線の航空機への持ち込みも可能という優れものです。

最近では、ソニーなどの大企業も新商品開発のためにクラウドファンディングを活用しています。その理由は、ユーザー属性など定量的なデータを分析できるので、マーケティングや一般販売のプロモーションに利用できるから。makuakeの機能には、支援者だけが書き込めるページがあり、そこにメーカーが気付いていなかったニーズやヒントがあったりします。

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2016年12月07日
株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング
関西支社長   
菊地 凌輔 氏

クラウドファンディングプラットフォームの運営

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