【プレスリリースの作り方】リリースするタイミングで使える「記念日」

「メディアに取り上げてもらえるプレスリリースの作り方」vol.22
元毎日放送記者で、ラジオ報道部長なども務めた大谷邦郎氏がお届けする連載です。

プレスリリースは、お金をかけずにメディアに取り上げてもらえることから、中小企業にとってはかけがえのない“武器”です。それだけに、その特徴を知り、扱い方を学び、日々研鑽してもらいたいものです。
そこでこのコーナーでは、元・経済記者のボクがリリースをメディアに取り上げてもらえるそのポイントを、具体的事例を基に解説していきます。
さぁ、皆さんも一緒に学んでいきましょう!

ご存知ですか?2月14日って、何の日か?
まぁ、小学生でも、知ってますよね。さぁ皆さん、声を揃えて言いましょう!
「バレンタインデー!」って。確かに、その通り。
しかし、こんな記念日でもあるんです。何と「褌(ふんどし)の日」!
一般社団法人 日本ふんどし協会(そんな協会もあるんですね)が申請し、一般社団法人 日本記念日協会が2011年の12月に、ちゃんと認定をした正式な記念日だそうです。
多分、各地の「ふんどし」を扱うお店は、この日にさまざまなイベントを実施したに違いありません。さらに、2月16日は「似合う色の日」だそうで、さまざまな色の「ふんどし」が店頭を飾ったことでしょう。

って、今回は、何も「ふんどし」がテーマではありません。今回のテーマは「記念日」についてです。リリースを出す際に、そのリリースの内容に合う「記念日」を探すのは基本的な準備作業です。タイミングさえ合えば、そのリリースが取り上げてもらえる可能性が飛躍的に高まるからです。
しかし、今回は、そんな話でもありません。「記念日のパワーはわかってる。でも、ピッタリの記念日がない・・・」と悩んでいる貴方!こんな方を今回は紹介したいのです。「無いなら、作っちゃおう!」と一念発起した方がおられるのです。


今年から「4月25日は失語症の日」なのです。
一般社団法人 日本記念日協会の発表に合わせて、申請した側であるNPO法人日本失語症協議会が出したリリースがこちらです。ですから、冒頭に「※1月7日10時情報解禁」の文言を入れ、同時発表の形をとりました。もちろん、この情報はその日のうちにニュースとして全国を駆け巡ったのです。申請には、やはり費用も要りますが、それもクラウドファンディングで集められましたので、懐も痛まず、かつ、事前宣伝にもなりましたので、なかなか“したたかな”作戦を立てられたというわけです。

リリースを作成した「失語症の日」制定委員・西村紀子さん

しかし、当然ですが、何でもかんでも「〇〇記念日」というものを新設したら、メディアがとりあげるというものではありません。今回のように、脳卒中や頭部外傷などの脳損傷により、聞く、話す、読む、書くことが困難になるという失語症の方が、実に50万人もおられて、そうした方々の存在を知って欲しいんだ、という高い志が必要であることはいうまでもありません。

記念日が認定された、という事実に甘んじることなく、どんなプラスアルファの情報が出せるのか、「勝って兜の緒を締めよ」と言うか「褌を締め直す」ほど考える必要があるのです!(文/大谷邦郎)

大谷 邦郎氏
1961年、大阪・堺生まれ。 1984年にMBS(株式会社毎日放送)に入社。
大半をテレビ・ラジオの経済記者として過ごし、経済番組の制作にも携わる。その後、ラジオ報道部長、宣伝部長を歴任し、「取材する側」と「取材される側」の両方を経験。そのキャリアを活かし、2016年11月に独立し 「情報発信」や「危機管理広報」などに関するセミナーやコンサルを企業や大学・自治体などで行っている。現在「グッドニュース情報発信塾・塾長」。
著書:『関西唯の人 〜仕事を楽しむ人の図鑑』(星湖舎)等

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2020年02月27日

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