《講演録》起業5年で会員数40,000人!日本の「家事」を変えるビジネスモデルで挑戦

《講演録》2018年12月10日(月)開催
【基調講演】起業5年で会員数40,000人!日本の「家事」を変えるビジネスモデルで挑戦

株式会社タスカジ 代表取締役CEO&Founder 和田 幸子氏

お願いできるのは掃除から料理、チャイルドケアまで!「家事を頼みたい人」と、「家事を仕事にしたい人」をマッチングするプラットフォーム「タスカジ」。業界最安値水準で安心して家事をお願いできると話題になっている。そんなタスカジを立ち上げた和田幸子氏は、仕事と家事育児の両立に悩んだ自身の経験を元に事業を立ち上げた。その経緯を通じて得たイノベーション事業の立ち上げのポイントについて語った。

>>> 共働き子育ての悩みから生まれた「タスカジ」

新卒でシステムエンジニアとして入社した富士通を退社し、5年前に起業しました。企業派遣留学制度でMBAを取得、Webマーケティングや新規事業の立ち上げなど、さまざまな業務に関わる中で一貫していることは新商品の開発や新規事業の立ち上げのプロジェクトに積極的に参加し、何もないところからサービスを立ち上げることが得意だということです。

しかし、子どもが生まれてからは、キャリアアップにチャレンジできず、毎日の家事も消化不良になりました。私の周りの人も同様に家事の問題で困っていました。洗濯物の山を見て息子が「スカイツリーだ!」といったとき、「自分はこのまま洗濯物を山積みする人生を送っていていいのだろうか」と力尽きた経験があります。

家事代行サービスは利用したくても利用料が高額で利用できずにいました。そんなとき「個人で契約するハウスキーパーさんなら安価でお願いできるよ」という英会話の先生の一言から、インターネットの掲示板でハウスキーパーさんを募集しました。そこで素晴らしいハウスキーパーさんと出会い、生活が変わったという私自身の体験がサービス立ち上げのきっかけとなりました。

>>> 家事代行サービス業界のイノベーション!「タスカジ」サービスの特徴

一般的な家事代行サービスの利用料は1時間3,000円~5,000円、そこで働くハウスキーパーさんの時給は1,000円くらいです。これに対して、「タスカジ」は1時間1,500円~2,600円という金額で利用でき、ハウスキーパーさんとして活動してくださる方(「タスカジさん」と呼びます)も1,200円~2,100円という報酬を得ることが出来ます。そして、タスカジがサービス利用料として取引金額の約20%を受け取るというシェアリングエコノミーを採用しています。

とはいえ、知らない人を家に入れ、家事をお手伝いしてもらうことは不安が伴います。そこで、「タスカジ」ではタスカジさんには身分証・面接・テストという三段階の確認を経て登録していただく他、万が一の場合に備えた保険制度やカスタマーセンターを設けるなど安心して利用していただける仕組みを作っています。

また、レビューや報酬金額の設定などで自律的・自発的にサービスの改善していけるようなゲーミフィケーションの要素を取り入れています。それによって安価でも高品質を作り出す仕組み作りをしています。

タスカジでは依頼者とハウスキーパーさんの2者間の出会いの場を提供することを通して、核家族から拡大家族へ家族の形を再定義し、家事の問題を解決していけるのではないかという提案をしています。

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2019年02月05日
株式会社タスカジ
代表取締役CEO&Founder  
和田 幸子氏
事業内容/家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」の開発・運営

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